平素より、栃木県内の法人タクシーをご利用いただき誠に有難うございます。タクシーは、鉄道やバスと違い乗車地からお客様の目的地まで辿りつけることのできる個別輸送機関です。
タクシーが初めて運行したのは、大正元年8月に東京・有楽町で、タクシー会社がT型フォード6台で営業を開始したのが初めてだそうです。それから今年で106年目を迎えられましたことはひとえにタクシーをご利用いただいております皆様のご理解とご支援の賜と深く感謝申し上げます。
さて、現在の栃木県タクシー協会は、昭和22年12月にバス部門4社・タクシー部門17社で(車両数275両)栃木県旅客自動車協会が発足しました。昭和51年12月にバス部門からタクシー部門を分離し、タクシー会社108社(1822両)にて社団法人栃木県乗用旅客自動車協会と名称を変更しました。この間、石油危機、長引く景気の低迷、規制緩和など幾多の困難がありましたが、平成24年4月に特例民法法人から一般社団法人栃木県タクシー協会へと変更しております。現在の会員数は97社(1720両)が新たな庶民の足としてスタートいたしました。これからも公共交通機関として安全・安心・快適な輸送サービスの向上を図り、新たな需要喚起策の提言など、少しでもお役に立つべく精進して参りたいと考えております。
2年後の平成32年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。また、平成34年には栃木県において国民体育大会が開催されますので、タクシー業界としても、海外からの旅行者はもとより、県外からの来訪者についても乗務員の観光ホスピタリティ研修を開催し、また、観光協会等の異業種とも連携を図り「おもてなしの心」での接客向上に努めて参りますので、今後とも、身近なタクシーとしてご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
一般社団法人 栃木県タクシー協会 会長 荒井 勝